【体型・肌色別】失敗しないウェディングドレスの選び方
もくじ
ウェディングドレスのシルエットの種類と特徴を知ろう
ウェディングドレスには、基本となる6つのシルエットがあります。ドレスを選ぶときには、まずこの6つのシルエットそれぞれの特徴を知り、これらのうち「どの系統にするか?」から絞ってみるのもいいでしょう。
ウェディングドレスのシルエット①Aライン
ドレス全体のラインがアルファベットの「A」のように見えるAラインドレスは、ハイウエストでウエストの切り替えがないため、縦のラインを強調することができ、身体全体をすらりと細く、背を高く見せる効果が期待できます。ボトムに重心が集まるため、全体のバランスが良く、長身な人でも小柄な人でも似合う、着る人の体型を選ばない万能なシルエットと言えるでしょう。どちらかと言えば上品で大人っぽい雰囲気を演出できるため、クラシカルな雰囲気のフォトウェディングを望む人におすすめと言えます。
ウェディングドレスのシルエット②プリンセスライン
上半身はぴったりと身体にフィットし、ウエスト部に切り替えがあって、スカートが裾に向かって大きく膨らんでいるのが特徴のプリンセスラインドレスは、パニエのボリュームによって膨らみを調節することもできるため、ゴージャスで可愛らしい印象にも、控えめな華やかさを演出することもできるのが嬉しいドレス。下半身を丸ごとカバーしてくれるシルエットなので、お尻や太ももなどが気になる「下半身ぽっちゃり体型」の方にもおすすめです。
ウェディングドレスのシルエット③マーメイドライン
上半身から腰にかけて身体にフィットし、膝下あたりから裾にかけてスカートが人魚の尾ひれのように広がっているドレスを、マーメイドラインドレスと言います。お腹周りやお尻周り、太ももの辺りもフィットした作りになっており、ヒップラインが強調されるデザインになっているため、比較的スリムな人に向いているドレスと言えます。メリハリのあるデザインなので、痩せ型の人でも女性らしい曲線美を演出することができ、大人っぽくセクシーに着こなすことができるデザインです。
ウェディングドレスのシルエット④エンパイアライン
胸下の高めの位置にとったハイウエストな切り替えで、広がりが少ないすとんと伸びた長いスカート部分が特徴のエンパイアラインドレスは、スカート部分がゆったりとしたデザインとなっており、さりげなく体型をカバーしてくれるので、ポッコリお腹が気になる女性や、妊婦さんでも着こなせるタイプのドレスと言えます。上半身に注目を集めやすいため、足を長く見せる効果があり、身長の低い方にもおすすめ。締め付けが少なく着やすいドレスでありながら、クラシカルで優美な上品さを演出できるデザインです。
ウェディングドレスのシルエット⑤スレンダーライン
上半身部分から下半身部分まで身体のラインに沿った細身のシルエットで、着る人のボディラインを際立たせるスレンダーラインドレスは、その細身なシルエットから「ペンシルライン」や「Iライン」とも呼ばれています。タイトなドレスラインで、全体的にすっきりした印象を与えてくれるため、背が高く細身な人が着れば上品で大人っぽい雰囲気が醸し出せる一方で、小柄な人や体型が気になる人にはうまく着こなせない難しいデザインかも知れません。
ウェディングドレスのシルエット⑥ミニドレス
カジュアルな印象で少女のような可愛らしさを強調できるの膝上丈のミニドレスは、すらりと伸びた美脚が自慢のスタイルの良い女性にはピッタリのデザインです。開放感があり、レストランやガーデン、披露宴の二次会などでも堅苦しくなり過ぎない元気な印象を与えてくれる一方で、露出度が高く個性的なため格式の高い挙式ではあまりおすすめできないドレスかも知れません。
ズバリ!体型・お悩み別「似合うドレス」の見極め方
ウェディングドレスの「基本となる6つのシルエット」について理解が深まったら、今度は体型の特徴やお悩み別にどのドレスが似合うのかを検討してみましょう。同じシルエットのドレスでも、ネックデザインやスリーブデザインによって印象はがらりと変わってきますし、自分であまり似合うと思っていなかったものでも、着てみると上手くコンプレクスがカバーされ、新たな自分を発見できるかも知れません。以下のポイントに合わせて、ぜひ一度袖を通してみましょう!
お悩み①背が高め
- おすすめのドレス
- スレンダーラインドレス、エンパイアラインドレス、マーメイドラインドレス、ロングベール
背が高い人はどんなドレスでも負けずに着こなすことができるので、あえてその長身を活かして、身体のラインがしっかり出るドレスに挑戦してみるのがおすすめ。特に、スレンダーラインのようなすっきりしたシルエットのドレスや、足元や裾にボリュームがあるマーメイドラインドレスなどは、背が高い人こそが上手に着こなすことができるドレスだと言えます。ロングベールなどを合わせてさらに縦のラインを強調してみるのもいいでしょう。
長身で痩せ気味の体型が気になるという人は、同じ細身のシルエットでも胸やお尻にリボンやフリルがあしらわれているものを選んでボリュームを出してみると、女性らしさを強調した美しい印象を与えることができます。
お悩み②背が低め
- おすすめのドレス
- Aラインドレス、プリンセスラインドレス、エンパイアラインドレス、高めのヒール
小柄ならではの可愛らしさを活かすなら、ゴージャスで華やかなプリンセスラインのドレスがおすすめ。背が低い人はボリュームがあるドレスもあまり大きくなり過ぎず、上品に着こなすことができます。
また、少しでも脚を長く見せたいという場合には、ハイウェストで上半身がコンパクトなAラインドレスやエンパイアラインドレスで、縦のラインを強調することで脚長効果を狙うのもいいでしょう。足元が隠れるデザインのドレスなら、高めのヒールを履いてみるのもおすすめです。さらに、大ぶりの髪飾りをつけるなど上半身にボリュームを持たせて目線を上げるように工夫することで、選べるドレスの幅も広がりますね。
お悩み③お腹やお尻が大きめ
- おすすめのドレス
- Aラインドレス、プリンセスラインドレス、エンパイアラインドレス
お腹やお尻など下半身がぽっちゃりとしている人は、お尻周りのラインを強調してしまうマーメイドラインやスレンダーラインのドレスは避けたほうがベター。スカートにボリュームがあるプリンセスラインやエンパイアラインのドレスがおすすめです。プリンセスラインはウエストとのメリハリが強いので、上半身を華奢に見せ、気になるお腹やお尻を上手にカバーでき、着痩せ効果が期待できます。エンパイアラインはスカートの切り替え位置が高いため、お腹が大きい妊娠中の女性でも美しく着こなすことができます。
また、お尻やお腹だけでなく、全体的にぽっちゃり気味の体型をカバーしたいなら、着る人を選ばないAラインのドレスがおすすめ。肩や腕の太さが多少気になっても、上半身をすっきり見せるには肩を出した方が、バランスよく美しくまとまります。
お悩み④二の腕や肩回りが大きめ
- おすすめのドレス
- Aラインドレス、ケープドレス、ビスチェタイプのドレス
二の腕の太さが気になっている場合は、ケープで覆って隠してしまうのがおすすめ。デコルテを見せるオフショルダー型のケープなら、上半身を華奢に見せてくれる効果も期待できます。反対に、気になっているからこそあえて思い切って全部見せてしまうビスチェタイプのドレスも、二の腕や肩の周りに余計な装飾がないため、逆にすっきりと細く見せる効果が期待できます。
二の腕ぽっちゃりさんにとってもっともNGなドレスは、腕のいちばん太い部分で止まる袖のドレス。「二の腕を隠したい!」という一心で、つい選んでしまいがちなパゴダスリーブタイプのドレスなども、かえって腕や肩回りが苦しそうに見えてしまうのでおすすめできません。
お悩み⑤顔が大きめ
- おすすめのドレス
- Aラインドレス、フレンチスリーブドレス、アメリカンスリーブドレス
大きくV字にカットされたネックラインで、鎖骨をキレイに見せてくれるフレンチスリーブタイプのドレスは、デコルテのラインを強調し、華奢な印象を与えることで、顔周りの縦のラインを強調してくれるため、顔の大きさや丸さ、頬の肉や二重あごが気になっている人にはぜひおすすめしたいデザインです。また、面長が気になっているという人は、アメリカンスリーブタイプのドレスで肩幅を強調するといいですね。
顔の大きさや形はヘアセットやメイクでも充分カバーすることができるので、衣装だけでなくヘアメイクやヘアアクセサリーも、自分に似合うものを研究してみましょう。
お悩み⑥華奢・痩せ型・胸が小さめ
- おすすめのドレス
- Aラインドレス、マーメイドラインドレス、パゴダスリーブドレス
華奢な体型の人は、一見なんでも着こなせそうなのですが、ゴージャスでボリュームたっぷりのプリンセスラインなどは、ドレスに負けてしまうこともあるので注意が必要です。体型に合ったちょうどいいボリュームの派手過ぎないAラインドレスや、ウエストが細くメリハリがあるマーメイドラインドレスなどは、女性らしい曲線を強調することができます。
胸が小さめなのが気になるなら、胸元にボリュームのあるデザインが施されたドレスや、首までレースで覆われたハイネックのデザインを選ぶと貧相に見えません。デコルテが見えないタイプのドレスは、補正パットなどを入れていても浮くことがないので安心です。
また、上半身が華奢な女性でも華やかに見せてくれるパゴダスリーブタイプのドレスは、胸元に視線が集まらずうまく体型をカバーすることができるのでおすすめです。
お悩み⑦胸が大きめ
- おすすめのドレス
- マーメイドラインドレス、スレンダーラインドレス、Aラインドレス、ビスチェタイプのドレス
胸が大きい人は、スカートにボリュームがあり過ぎるプリンセスラインドレスなどを選んでしまうと、全体的に大きく見えてしまう恐れがあるので要注意。ウエストラインがすっきり見えるマーメイドラインやスレンダーラインのドレス、下半身のボリュームを抑えた控えめなAラインドレスなどがおすすめです。
バストの大きさを気にしている人は、胸の谷間やはみ出たお肉を隠そうとして、ネックの詰まったデザインのドレスを選んでしまいがちですが、ハイネックタイプのドレスはかえって胸が窮屈そうに見えて目立ってしまうため、避けた方が無難。肩やデコルテを思い切って出してしまうビスチェタイプのドレスの方が、バストのボリュームで首周りを華奢に見せ、ウエストのくびれも強調することができるため、胸ばかりに目がいかず、スタイルも良く見えます。
谷間が見えてしまうのが嫌な人は、ストレートビスチェタイプのドレスで隠してしまうのもありですが、胸元がハート型にカットされたネックラインのドレスなどは、胸が大きな人こそが着こなせるデザインとも言えるので、ぜひチャレンジしてみて欲しいとも思います。少し勇気がいるかも知れませんが、せっかくの大きな胸、海外の花嫁のようにあえて強調させてみるのもひとつの手です。
体型はインナーでもカバーできる!
体型別・お悩み別にさまざまなタイプのウェディングドレスをご紹介してきましたが、もちろん「絶対にこう!」という決まりは決してありません。いちばんは、本人が気に入ったデザインのものを着て、幸せな気持ちでフォトウェディングを終えられること。「できるだけキレイな自分を残したい」とは言うものの、気になる身体のパーツにばかり注目してしまい、自分の希望するイメージとあまりにもかけ離れたデザインのドレスを選んでしまうのでは本末転倒です。
実は、バストやウエスト、ヒップなど、ドレスで隠れる部分に関しては、補正下着やコルセットなど、インナーでカバーできてしまうことがほとんどです。ウェディングドレス用のブライダルインナーは、札幌市内の専門店やデパートでも手に入れることができますし、ネット通販で安く買うこともできます。気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
ぽっちゃりさん専用の大きめドレスが豊富なフォトスタジオもある
衣装の品揃えが豊富なフォトウェディングスタジオの中には、3L、4L、5Lなどの大きめサイズをたくさん取り揃えているところも少なくありません。実は私自身もぽっちゃり体型なので、おしゃれなドレスでもきちんと大きめサイズを展開しているスタジオにたくさん出逢ってきました。その中でももっともおすすめなのが、写真工房ぱれっとです。
ぱれっとでは、王道なラインからミモレ丈のウェディングドレス、トレンドのニュアンスカラードレス、赤やネイビーの大人可愛いカラードレスなど、細見えデザインの最新ドレスも15号~21号の大きめサイズが揃っているので、「着られるドレスや選べるドレスが少ない」「ぽっちゃりでもオシャレなドレスを着たい」といったお悩みを抱える女性も、衣装選びや試着を楽しむことができます。
プロのコーディネーターさんがついてくれるので、ドレスだけでなくヘアメイクや小物での体型カバーはもちろん、ベールのボリューム感やヘアードのサイズ感でもがらりと印象の違うコーディネートを提案してくれます。さらに、撮影時にはプロのカメラマンさんがポーズ指示を出してくれるので、気になる部分を自然なアングルで隠してくれたり、ブーケなどのフォトアイテムを持つ位置などで細く見えるように工夫してくれるのも嬉しいポイントです。
「自分は太っているからどうせ着られるドレスなんてない」と諦めかけてしまっている人はぜひ、ぱれっとの公式サイトをチェックしてみてくださいね。
ウェディングドレスの色の種類と特徴!あなたにぴったりなカラーは?
ウェディングドレスのカラーと言えば、「純白のホワイト!」という人が多いのではないかと思います。でも実際にスタジオの衣装部屋を訪れてみると、同じ「白」でも微妙に色味が違って、着る人の肌の色によって似合う「白」と似合わない「白」があることが分かります。ウェディングドレスの「白」は大きく分けて以下の3種類があります。
- ピュアホワイト
- 蛍光灯のような青みがかった白
- オフホワイト
- 青みのない陶器のような白
- きなり
- やや黄みがかった温かみのある白
そして、実は日本人の肌のベースカラーは、大きく以下の2種類に分けることができます。
- ブルーベース
- 抜けるような白い肌色
- イエローベース
- 褐色がかった肌色
自分の肌がブルーベースなら、「ピュアホワイト」を選ぶといいでしょう。ドレスの白さが肌の白さをより際立たせて、美しく見せてくれます。一方のイエローベースの人は「オフホワイト」や「きなり」との相性が抜群です。
また、オフホワイトは顔立ちをはっきりさせ、オフホワイトは顔立ちをやさしく見せてくれるという効果もあるので、それを踏まえたメイクにするのもおすすめです。オフホワイトはどちらの肌タイプでも似合わないということはありません。肌が褐色でもないし色白でもないという人は、ぜひオフホワイトから試してみてください。
ウェディングドレスの色①ピュアホワイト
ピュアホワイトは一般的な「純白」のイメージのである白を指します。意外なことに、ピュアホワイトドレスは意外と出回っておらず、国内ドレス全体の2割程度なのだそうです。ピュアホワイトは、いわゆる色白の人、青の強い白肌の人が似合うカラーであると言われていますが、反対に色黒の方でも、白さが際立つピュアホワイトだからこそ、肌とのコントラストをオシャレに活かせるということで人気があります。国内では珍しいピュアホワイトドレスは、いざ選ぶとなると種類が少ないかも知れませんが、着てみたいという方はぜひ、ドレスショップに問い合わせて、探してもらうのもいいですね。
ウェディングドレスの色②オフホワイト
白色の中間色であるオフホワイトは、グレーやクリームといった別の色がほんの少しだけ混じった「純粋ではない白色」を指しています。これは、黄色人種である日本人の肌にいちばん馴染みやすい色であると言われており、ウェディングドレスのほとんどがこのオフホワイトで作られています。その分デザインやシルエットの種類も豊富なので、試着をするならまずはオフホワイトを試してみると決めておくのもいいかも知れません。女性らしい柔らかい雰囲気の印象のカラーで、多くの方に選ばれています。
ウェディングドレスの色③きなり
シャンパンやアイボリーなど、やや黄色みがかったホワイトのことを「きなり」といい、肌色の黄色味が強い人に馴染みやすいとされています。一見、色味が強いような印象を受けることもありますが、実際に身にまとってみると不思議と肌が明るく見える優秀な色なので、お肌のくすみが気になるという女性にも多く選ばれています。もちろん白いウェディングドレスのように見えますが、素材そのままの色を使っていることが多く、ナチュラルで優しい雰囲気のドレスになり、ガーデンウェディングなどにもおすすめと言えます。