海外でフォトウェディングをすることってできるの?
もくじ
フォトウェディングを海外で行って非日常を漫喫しよう
結婚式場での前撮り写真や披露宴の最中には決して撮れないような、大自然の中や景色のいい場所で結婚写真を残せるのが魅力のロケーションフォトウェディング。せっかく非日常の空間で撮影を楽しむなら、ヨーロッパの本格的なチャペルや大聖堂、世界的に有名な建築物、コバルトブルーやエメラルドグリーンの美しい海が広がるハワイやバリのビーチなど、海外の観光地やリゾート地を訪れてみたいと思うカップルは少なくありません。
国内のフォトウェディングスタジオの中にも、グアムやラスベガス、ヨーロッパ各所に拠点があって「海外ロケーションフォトプラン」などを展開しているところもありますし、現地でフォトグラファーを個人手配する方法や、旅行会社や運航会社が手配してくれる「海外フォトウェディングツアー」を利用する方法など、予算や希望に合わせてさまざまな手段を選ぶことができ、またハネムーンを兼ねることができるのも魅力の海外フォトウェディングですから、選択肢のひとつとして検討中という方も多いのではないでしょうか。
特別な旅フォトになる一方で、プランによっては撮影のシチュエーションが限定されていたり、ウェディングドレスなどの貸衣装がなく私服撮影のみという場合もあるなど、国内フォトウェディングに比べて注意点が多いのが海外フォトウェディング。一生の思い出に残る写真を残すためにも、準備から打ち合わせ、撮影、帰国までの流れなどについてきちんと把握しておきましょう。
行き先別!海外フォトウェディングの相場とプラン内容
「海外」と聞くだけで、いかにも高額なイメージを抱いてしまう方も多いのではないでしょうか。もちろん国内で行うフォトウェディングに比べれば多少相場は上がるかも知れません。ですが、国内で結婚式を挙げる費用がおよそ400~500万円と考えると、海外フォトウェディングの費用はプランやロケーションによっても異なるものの、10~30万円程度。これなら、「ボーナスが出たら行こう!」なんて、現実的に手が届く金額ですよね。
ここでは、海外旅行および国内旅行の企画・販売・手配を行う総合旅行会社「エイチ・アイ・エス」の手配する海外フォトウェディングプランを参考に、プラン内容と料金例を行き先別にまとめてご紹介いたしますので、ぜひご参考になさってみてくださいね。
海外フォトウェディングの相場とプラン内容例①ハワイのロケーションフォトウェディングプラン
- 撮影場所
- ハワイ島デュークカハナモクビーチ周辺
- プラン内容
-
- ドレス・タキシードなど衣装レンタル1着
- ヘアメイクおよび着付け
- 撮影申請料
- 移動車両
- 全カットデータ
- 料金
- 97,500円~
新婚旅行先として人気ナンバーワンスポットのハワイでのロケーションフォトウェディングは、ゆったりとした空間でふたりらしいビーチ撮影を楽しむことができる魅力的なプラン。衣装は現地で選ぶことができるので、日本からは手ぶらで出発できるのも嬉しいですね。
海外フォトウェディングの相場とプラン内容例②グアムのロケーションフォトウェディングプラン
- 撮影場所
- グアム島タモンビーチ周辺
- プラン内容
-
- ドレス・タキシードなど衣装レンタル1着
- ヘアメイクおよび着付け
- 撮影申請料
- 移動車両
- 全カットデータ
- 料金
- 98,000円~
きれいな海を見れる身近な海外として人気が高いグアムでのロケーションフォトウェディングは、サンセットが美しいのも有名です。沈む夕日をバックに、シルエットフォトなどに挑戦してみるのもいいかも知れませんね。
海外フォトウェディングの相場とプラン内容例③フィレンツェのロケーションフォトウェディングプラン
- 撮影場所
- イタリア フィレンツェ
- プラン内容
-
- ドレス・タキシードなど衣装レンタル1着
- ヘアメイクおよび着付け
- 撮影申請料
- 移動車両
- 全カットデータ
- 料金
- 189,000円~
ウェディングドレスでフィレンツェの歴史的な街並みを一望する「ミケランジェロ広場」や「ヴェッキオ橋」などを巡ることができるウェディングフォトプランもあります。憧れの街を背景に、思い出に残る1枚を撮影してくださいね。
海外フォトウェディングの相場とプラン内容例④パリのロケーションフォトウェディングプラン
- 撮影場所
- フランス パリ
- プラン内容
-
- ドレス・タキシードなど衣装レンタル1着
- ヘアメイクおよび着付け
- 撮影申請料
- 移動車両
- 全カットデータ
- 料金
- 270,000円~
美しいパリの街を背景に最高のワンシーンをおさめることができるフォトプランも人気です。エッフェル塔、凱旋門、セーヌ川にかかる橋など、魅力溢れる有名な撮影スポットを巡って、世界に1枚だけの最高のウェディングフォトを残すことができますね。
イメージ別!海外フォトウェディングでおすすめロケーション
日本で結婚式を挙げるよりもかなり少ない予算で決行できる海外フォトウェディング、ロケーションスポットにはどんな場所が選べるのでしょうか。「フォトジェニックな街並みで」「美しいビーチで」「世界的に有名な歴史建造物で」など、漠然とイメージはできているものの、いざそれがどこのなんというスポットかと言われると、いまいちピンとこないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、海外で人気のロケーションフォトウェディングスポットについて、イメージ別にまとめてみました。
海外でおすすめロケーション①フォトジェニックな街並みでロケーション撮影をするなら
- おすすめの都市
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- ニューヨーク
- ラスベガス
- ロンドン
- ストックホルム
- プラハ など
街中を歩きながら、オープンカーに乗ってなど、その街の象徴的な建造物に囲まれて異国の地で行うフォトウェディングは、さながら映画撮影のよう。自然と気分も盛り上がって新しい自分に出会えるかも知れません。
海外でおすすめロケーション②世界的に有名な歴史建造物でロケーション撮影をするなら
- おすすめの都市
-
- パリ
- フィレンツェ
- ヴェネチア
- ローマ
- アマルフィ など
歴史の古いヨーロッパの街並みや歴史建造物での撮影は、何百年に渡ってその地を訪れてきた人々の思いをふと感じることがあるかも知れません。そんな体験を夫婦ふたりで一緒にかみしめることができるのは、きっと忘れられない思い出になるでしょう。
海外でおすすめロケーション③美しいビーチでロケーション撮影をするなら
- おすすめの都市
-
- ハワイ
- グアム
- バリ
- パラオ
- サイパン
- タヒチ
- シドニー など
広大な自然をバックに、知っている人の誰もいない海外で思いっきりはじけたい!というカップルにはリゾート系のロケ地が人気です。海だけでなく各国の伝統溢れる建物や、特徴的な植物に囲まれて、抜けるような空の下で晴れやかな撮影ができます。
海外フォトウェディングの準備から撮影までの流れ
海外フォトウェディングをしたいと思っても、何から始めればいいのか、どんな流れで進めていけばいいのか、分からないことも多いかと思います。海外フォトウェディングをスムーズに進めるためにも、具体的なスケジュールの流れについて知っておきましょう。
- 海外フォトウェディングのプランを提供している業者を探す 海外フォトウェディングのプランを提供しているのは旅行会社やブライダル会社です。会社によって選べるロケーションや細かいプラン内容が異なりますので、まずはホームページで提供しているプラン内容を確認してみましょう。
- 業者が決まったら担当者と打ち合わせを行う 業者が決まったら、担当者と打ち合わせを行います。撮りたい写真のイメージや撮影したいロケーションを伝え、適切なプランを紹介してもらいましょう。また、国内でフォトウェディングを行う場合と同様に、衣装やメイク、支払いのタイミング、データと紙焼きの枚数などについて、希望をしっかり伝えておくことが必要です。
- 衣装に関する確認を行う 衣装レンタルについては、出発前に試着し、現地で同じものをレンタルする、現地入りしてからレンタルする、こちらでカタログを見て衣装を決め、現地でレンタルするなど、業者によって様々です。また数百点のドレスが現地で用意されている場合もあれば、サイズや種類がかなり限られている場合もありますので、その辺も事前に確認しておきましょう。
- 予定日に出国、撮影のロケ地へ 選んだプランの出発予定日になったら、飛行機でロケ地へ向かいます。空港からロケ地、ホテルまでの送迎があるのかどうかも事前に確認しておくといいですね。ここで1つ覚悟しておかなければならないのは、万が一滞在中ずっと悪天候が続いた場合は、ロケーションの変更や撮影中止が発生する可能性があるということ。そういった場合の保証内容についても、事前に確認しておきましょう。
- 帰国後、データの受け取り 全データプランではない場合、ロケ地で撮影後にどのショットを採用するかを選び、帰国後にデータやアルバムが届きます。オプションでキーホルダーなどに加工してもらえる場合もありますので、興味のある人はチェックしてみてください。
海外フォトウェディングでドレスを持ち込みするときの注意点
海外でフォトウェディングをする人の中には、自前のドレスを持ち込みたい!という人もいるでしょう。あるいは海外の町並みをバックに和装で撮りたいという人もきっといますよね。また、現地に着いてから衣装選びをするのは不安なので、こちらでレンタルして持ち込むというケースもあるようです。海外フォトウェディングでドレスを持ち込みするときの注意点について、いくつかご紹介します。
持ち運びに強い生地の衣装を選ぼう
女性のウェディングドレスで言うと、シワになりくいのはチュールやサテンの生地。しかしサテン生地は重いので運ぶのが少々大変です。反対にシルクやジョーゼットの生地のドレスは繊細なので、破れたりシワになったりしやすく、水にも熱にも弱いので現地でお手入れをすることも不可能。デザインも大事ですが、海外へ持っていくなら生地にも注意して選ぶ必要があります。
衣装は必ず機内に持ち込もう
シワになったり破れたりしないように注意しながら飛行機で衣装を運ぶには、機内持ち込みがおすすめです。行く場所にもよりますが、フライトの時間が10時間を超えるような場合は、機内でどこかにかけておけないかをCAさんに相談してみるのも1つの手ですね。
到着後はただちに吊して正しいお手入れを
海外挙式ではなくフォトウェディングの場合は、到着後そのままロケ地入りして撮影、というスケジュールの場合もありますが、少しでもホテルの部屋に滞在する時間があるならば、まず衣装を荷物から出して吊しましょう。少しシワが気になるようなら、ホテルでアイロンを借りてかけてみるのをおすすめしますが、生地によってはアイロンNGなので、確認してから行ってください。