フォトウェディングヘアメイクで後悔しないために知っておくべきこと
もくじ
フォトウェディングにおけるヘアメイクの重要性
ウェディングの主役はなんと言っても花嫁。花嫁の印象を左右するもっとも大きなポイントのひとつになるのが「ブライダルヘアメイク」です。ヘアアレンジはその仕上がりによって個性を表現することもできますし、花嫁をより美しく見せることができるかどうかというのも決まるので、ドレス選びと同等の位置付けで準備を進める人も少なくありません。
美容についての意識もどんどん高まるなか、可憐で色とりどりのヘアメイクから、カジュアル・ナチュナルテイストといわれる世界観まで、「自分好み」のスタイルを持ち、日常的にセルフで様々なスタイリングを楽しむ女性が増えた今日、「プロに一任」というかつての風潮は薄れ、「憧れのヘアスタイルを自分らしく取り入れる」というのが、ブライダルヘアメイクの主流という時代になりました。
しかし、その分ヘアメイク担当者との好みが合わなかったり、なかなか理想とするイメージを伝えられなかったり、思うようにできなかったことを後悔しているという話はたくさん聞かれます。
こちらのページでは、ウェディングヘアメイクにおける「失敗談」や「失敗しないための手順」、ヘアスタイル別に見る「人気のヘアメイク」など、ウェディングヘアメイクで後悔しないために知っておくべきことについてまとめ、ご紹介しています。
フォトウェディングにおけるヘアメイクの失敗談
まずは先輩花嫁たちのウェディングフォトにおけるヘアメイクの失敗談を聞いてみましょう。そうならないための対処法もあわせてご紹介いたしますので、ぜひご参考になさってみてくださいね。
ヘアメイクの失敗談①希望をきちんと伝えられなかった
もっともよくある失敗のひとつに挙げられるのが、打ち合わせやヘアメイク当日に、担当者に希望や要望をうまく伝えられなかったために、理想のヘアメイクにならなかったというパターンです。たとえば巻き髪ひとつ取っても、内巻きなのか外巻きなのか、ゆる巻きなのか、おくれ毛は巻くのかなど、細かいところまでは伝わらないもの。「エラを隠すために巻き髪を希望したのに、思い切り顔のラインが強調される外巻きにされてしまった!」といった失敗は、悔やんでも悔やみきれませんよね。
具体的に伝えられるよう準備しておこう「これは違う!」と思うのであれば、素直に言うのがいちばん。ヘアメイクの工程で気になるポイントがあれば、途中でもいいのですぐに伝えてみるといいと思います。イメージの齟齬が確認できるチャンスなので、遠慮せずに伝えるようにしましょう。その際、「内側」「外側」「毛先」「根本」「ピタッと」「ふわっと」など、できる限り場所や質感を具体的に表現できるように準備しておくといいですね。
ヘアメイクの失敗談②希望通りのヘアにしてもらったが、似合っていなかった
これは美容院などでもよく起こる現象ですが、たとえば好きな女優さんや雑誌の切抜きなどを見て、「この通りのヘアアレンジにしたい!」とは思ったものの、実は顔の形や髪の質感などで大きく印象が変わるようなヘアアレンジを選んでしまっていたというケースです。「気になる丸顔がさらに丸く見える」「面長がコンプレックスなのに、さらに強調されてしまった」など、もう写真になんて残したくないという気持ちになってしまうかも知れません。
髪質や顔の形、隠したいコンプレックスなども伝えよう理想のイメージを伝えると同時に、自分の髪質や顔の形、隠したいコンプレックスなどもしっかり伝えるようにしましょう。また、自分ひとりだけで決めるのではなく、旦那様やヘアメイクさんと相談しながら決めるのもいいかも知れませんね。
ヘアメイクの失敗談③料金を払ってリハーサルをしたのに、当日の担当者が違う人だった
ヘアメイクで絶対失敗したくないという人の中には、撮影当日より前に別日を設け、実際に当日と同じヘアメイクをしてもらう「ヘアメイクリハーサル」をする人も増えていると言います。別途1万円~2万円の料金がかかってしまうのが一般的ですが、リハーサルをしておけば当日失敗の心配がないので安心ということもあり、利用者は少なくないようです。しかし、リハーサルと当日で担当者が変わってしまうというケースもないわけではないため、念のための確認が必要です。もちろんヒアリングシートなどの引継ぎはありますが、担当者が変わってしまうことで雰囲気が変わってしまうなど、完璧にはいかないことも。
リハーサルを申し込む前に確認しておこうヘアメイクリハーサルを申し込む際に、当日と同じスタッフにお願いできるかなど、注意して確認しておくようにしましょう。また、万が一に備えて、リハーサルの時には写真を撮っておくようにすると安心です。
ヘアメイクの失敗談④ヘアアクセサリーをケチってしまいチープな仕上がりに
花冠やティアラといったヘアアクセサリー類は、レンタルだと高額になってしまうスタジオも少なくありません。節約のために手作りしようと考える人も少なくはありませんが、通販や手作りで安易に「コストを浮かせよう」と考えるのはちょっと待ってください。「実物を見ないまま通販で安く買ったらイメージと違った」「慣れないながらも手作りしたら仕上がりがイマイチ」というケースはとても多いんです。また、どうしても身に付けたいアイテムがあったのに、料金と相談して妥協してしまったというのも後になって後悔しやすいケースなので、よく検討するようにしましょう。
通販ではなく実物を見て購入しようヘアアクセサリーは通販ではなく実物を見て購入できるよう店舗に買い物に行くように心がけましょう。また、手作りをするなら裁縫や手芸が得意な友人や家族に手伝ってもらうなど、協力者がいると安心です。
失敗しないヘアメイク選びの手順
では、大切なブライダルヘアメイクで後悔しないために、どのような準備をしておけばよいのでしょうか。失敗しないヘアメイク選びの具体的な手順や注意点、ヘアメイク選びを通して心がけておくとよい点などご紹介いたします。
ヘアメイク選びの手順①お気に入りのヘアメイク画像を見付ける
まずはインターネットや結婚情報誌を利用してお気に入りのヘアメイク画像を探しておきましょう。髪型だけではなく、メイクやアクセサリー、ドレスや着物との相性も考えて選ぶことが重要です。
お気に入りのヘアメイク画像が見つかったら、いくつか画像を保存しておくのがベター。なるべく多くの画像を集めておくと、いざヘアメイクというときに、1枚では伝わりきらない雰囲気も担当者に伝わりやすくなるためおすすめです。
イメージ画像を見付けるポイントは、なるべく自分と同じ輪郭・髪質・顔立ちのモデルのものを選ぶこと。ヘアスタイル別に見る人気のヘアメイクについては、この次の章でご紹介していますので、ぜひご参考になさってみてくださいね。
ヘアメイク選びの手順②ヘアメイク担当者を検討する
お気に入りのヘアメイク画像が見付かったら、次はヘアメイク担当者を検討しましょう。結婚式場の場合、提携している業者やヘアメイク担当者がいるというケースがほとんどですが、自分のお気に入りのスタイリストがいるという場合には、外部サロンに依頼をすることができる会場もあります。ヘアアレンジをお願いしたいスタイリストやサロンが決まっているという人は、結婚式会場やフォトスタジオを探す際、外部サロンにヘアメイクを依頼をすることができるかどうかも必ず確認しておくようにしましょう。
場合によってはヘアアクセサリーなどが「持ち込み」の扱いとなり、持ち込み料金がかかることもありますので、事前に確認をしておくようにしましょう。
ヘアメイク選びの手順③ヘアメイクリハーサルを行う
ヘアメイク担当者が決まったら、ヘアメイクのリハーサルを行いましょう。ヘアメイクリハーサルはスキップする人も多い工程ですが、ヘアメイク担当者との信頼を築くのにとてもいい機会なので、利用できる会場であればぜひ利用してみてくださいね。ヘアメイク担当者はその道のプロであり、多くの花嫁さんを手がけてきた人なので、彼らのアドバイスに耳を傾けることで、新しい自分を発見できるかも知れません。とは言え、好みやクセ、隠したいところやコンプレックスなど、こちらから伝えなければわからないことはたくさんあります。プロに意見するのは失礼かな?などと遠慮せず、できるだけイメージを共有して、相談してながら進めてみてください。
また、お気に入りのヘアメイクが衣装やアクセサリーに似合うかどうかを確認するためにも、ヘアメイクのリハーサルは重要です。
ロング&ミディアムヘアの人気ヘアメイク6選
ロングヘア・ミディアムヘアの方におすすめの、ウェディングドレスに合うブライダルヘアスタイルをご紹介いたします。トレンドの編み込みスタイルや王道のアップスタイルなど、人気の髪型画像をまとめました。
ダウンスタイル
大人っぽさと抜け感があるイマドキの花嫁ヘアと言えばダウンスタイル。パールいっぱいのゴージャスなカチューシャを飾ったり、前髪をかき上げてセクシーな雰囲気にしたり、編みおろした髪に華やかな生花やグリーンをたくさん飾ればディズニープリンセスのラプンツェルのような特別感を演出することもできるなど、アレンジは自由自在です。
編み込みヘア
ウェディングドレスにも和服にも似合うヘアアレンジと言えば編み込みスタイル。最近は、巻き髪でボリュームを出すよりも、編み込んでボリュームを出すほうがトレンドみたいですね。サイド・中央とそれぞれに編み方を変えてまとめたり、くるりんぱを取り入れるなど、髪の質や量に合わせたヘアアレンジができるのが魅力です。
ハーフアップスタイル
たっぷりと巻いたヘアでトップにボリュームを持たせればとてもゴージャスな印象に、ねじり髪をざっくりとまとめればナチュラルな印象に、アレンジ次第でどんなイメージも実現できるハーフアップヘアは根強い人気です。
フルアップスタイル
やっぱり、王道がいちばんカワイイと思わせてくれるのがクラシカルなフルアップスタイル。まとめ髪は、顔を隠すより逆に小顔に見えることもあり、ボリュームのあるドレスに合わせるとスタイルが良く見えるという嬉しい効果も。ティアラやヴェールが映えるのも、デコルテのラインがキレイに見えるのもポイントです。
サイドアップスタイル
サイドアップスタイルは、髪を左右のどちらかにまとめてアレンジをする髪型のことで、まとめる位置やまとめ方によってイメージを変えることができるのが特徴です。普段とは違う雰囲気を楽しめ、ヘアアクセがシンプルでも華やかで女性らしい仕上がりになることや、見る角度によってまた違った印象になるのも魅力のひとつですね。
ポニースタイル
ロングヘアを最大限に活かすことができるポニーテールは、高めの位置で仕上げるとグッと華やかな印象に、低めの位置でまとめれば大人っぽい印象に、結び目が分からないくらいゆるくまとめればナチュラルな印象に、アレンジ次第でどんなイメージにも仕上がるのが魅力のヘアアレンジです。
ショート&ボブヘアの人気ヘアメイク3選
ショートヘア・ボブヘアの方におすすめの、ウェディングドレスに合うブライダルヘアスタイルをご紹介いたします。トレンドのシニヨンスタイルや王道の編み込みヘアなど、人気の髪型画像をまとめました。
シニヨンスタイル
低めの位置でざっくりとまとめ髪を作るシニヨンスタイルは、もみあげや襟足、耳の後ろやこめかみあたりにあえて後れ毛やほつれを作ることで「こなれ感」が演出でき、トップやサイドなどのボリュームを調整することもできる万能なヘアアレンジです。ねじり編みなどを取り入れればエレガントにも仕上がります。
編み込みヘア
ショートヘアに相性ピッタリなのが、サイドの編み込みヘアアレンジ。編み込みを加えるだけで一気に華やかさがアップして、ガーリーな印象になります。リボンやカチューシャなど、ヘアアクセを取り入れて、ポップにもナチュラルにも仕上がるのが魅力です。
ハーフアップスタイル
フェイスラインがしっかりと出て、大人っぽく知的な雰囲気にもなるボブヘアのハーフアップ。前髪からざっくりと編み込んだ毛先を後ろでひとまとめにし、おくれ毛を出しながら編み込んでいくと、ゆるふわナチュラルな印象に、くるりんぱなどを取り入れて思い切りボリュームを出せばゴージャスな仕上がりになりますね。