スタジオ撮影とロケーション撮影の違いとは?どちらがおすすめ?
もくじ
スタジオ撮影とロケーション撮影の違いとは?
フォトウェディングの撮影方法には、屋内で写真を撮る「スタジオ撮影」と、屋外で写真を撮る「ロケーション撮影」の2種類あります。撮影場所が外か中かという違いだけなのですが、細かく見ていくと条件や好みで選択肢はずいぶん変わってきます。はじめに、スタジオ撮影とロケーション撮影のそれぞれの特徴や、メリット・デメリットについてご紹介いたします。
スタジオ撮影とは?
スタジオ撮影のメリットと言えば、やっぱりロケーション撮影に比べて「料金が抑えられる」という点が挙げられます。スタジオでの撮影では、ロケーション撮影のように移動費や撮影申請料などが不要なうえ、快適に撮影を楽しむことができる設備が整っていることから、ロケ用備品費のような、余計な費用がかかりません。少しでもコストを抑えたい、予算内におさめたいというカップルには、スタジオ撮影がおすすめです。
また、スタジオで撮影では、撮影が行われるブースをはじめ、ゆったりとしたパウダールームやフィッティングルーム、広々としたお手洗い、ふかふかのソファーが配置された待合ロビーなど、すべてがワンフロアに隣り合って並んでいるため、衣装を選んでからお着換えやメイクをして撮影を始めるまでの流れがスムーズで、体力的にも時間的にも負担がかかりません。お腹の大きな妊婦さんや、お子さんと一緒に撮影する「ファミリーフォトウェディング」にも、スタジオ撮影は最適です。
ただし、写真の仕上がりはそのフォトスタジオの撮影セットや内装、衣装や小物の取り扱い、照明器具やカメラの性能、写真補正技術などにより、大きく差があります。スタジオ選びを誤ると、すべてが台無しということにもなり兼ねないのが、スタジオ撮影のデメリットと言えるかも知れません。
- メリット
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- 料金が抑えられる
- 設備が整っている
- 体力的・時間的負担少ない
- デメリット
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- スタジオによる仕上がりの差が大きい
- スタジオ選びを慎重にしなければならない
ロケーション撮影とは?
ロケーション撮影のいちばんの特徴と言えば、なんと言っても撮影スポットのバリエーションが豊富なことです。スタジオ撮影にも多様な内装があるとはいえ、ロケーション撮影には敵いません。教会、神社、庭園、ビーチ、春なら桜の名所、秋なら紅葉スポットというように、撮影シーンの選択肢は無限にあります。プロポーズされた場所や、思い出の場所などで撮影を楽しめるのもロケーション撮影ならではですね。
また、屋外での撮影なので、太陽の光を取り入れた柔らかい写真を撮ることができます。自由に動けるので躍動感のある写真も残せますし、決まったポーズをしなくても、ふたりで手をつないでただ歩いている姿や、自然な笑顔を写真におさめることができるのも魅力のひとつ。
ただし、朝も昼も夜もだいたい同じ写真が撮れるスタジオ撮影に比べ、ロケーション撮影の場合は時間によって光の加減や空の色が変わってしまいます。たとえベストな時間帯に撮影が始められるように計画しておいたとしても、太陽が雲に隠れてしまったり、万が一雨が降ってしまった場合には延期になってしまうことも多いのがロケーション撮影のデメリットです。
- メリット
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- 撮影シーンの選択肢が豊富
- 動きのある写真が撮れる
- ナチュラルフォトやオフショット風フォトが撮れる
- デメリット
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- 時間帯によって景色が変わってしまう
- 天候に左右されてしまう
フォトウェディングをするならどっちの撮影方法がおすすめ?
スタジオ撮影とロケーション撮影、双方にそれぞれのメリット・デメリットがあり、どちらを選ぶのかはそのカップルの志向によります。誰にとってもどちらがベストという選択肢はなく、希望に沿った写真を撮ることができるかどうか、という点に注目して選んでいくことが大切です。
参考までに、「結婚スタイルマガジン」によるトレンド調査では、フォトウェディングで「スタジオ撮影のみ行った」と回答したカップルは全体の31.2%、一方「ロケーション撮影のみ行った」と回答したカップルは全体の32.8%と、ロケーション撮影を選ぶカップルがわずかに上回る結果となりました。
とは言え、もっとも多かったのは、「スタジオ撮影とロケーション撮影両方行った」というカップル。両方で撮影することによって、それぞれの魅力やメリットを一層引き立たせることができるのかも知れませんね。
ロケーション撮影を選ぶカップルが増えているって本当?
時間的、あるいは経済的理由によりどちらか一方しか選べないのであれば、「やっぱりロケーションフォトウェディングがおすすめ!」というカップルは年々増加傾向にあると言います。その背景には、やはりスマートフォンとSNSの普及が大きく影響しています。
と言うのも、人間関係の希薄化が叫ばれる現代社会において、自分の体験を写真に残し、それを他のユーザーとシェアできるSNSは、「自分の気持ちを誰かに伝えたい」「自分の体験を誰かと共有したい」という、人間としてごく当たり前の欲求を満たすことができる大切なツールのひとつになりました。共有された側は「いいね」ボタンで誰かの投稿に反応することもできるため、一体どれくらいの人たちに共感してもらえているのか、高評価をされているのか、数字で確認することができる仕組みにもなっていると言えます。
すると今度は、「より多くの人に共感してもらいたい」「より多くの人の目に留まるような投稿をしたい」と考えるようになるのは当然ですよね。「SNS映え」「インスタ映え」という言葉は、このようにして誕生し、瞬く間に広まっていきました。
さて、そんな「インスタ映え」に敏感な若者たちの中には、スタジオで撮影されたフォトウェディングは、「どこで撮っても代わり映えしない」「みんな似たような写真に見える」と、不満に思ってしまう人も少なくありません。もちろん、他のスタジオには真似できないような世界観のある内装にこだわっているフォトスタジオもたくさんありますが、たとえば撮影ブースに数種類の背景紙が固定されているような写真館では、バックペーパーの柄や色によって多少の変化はつけられるものの、結局どこも同じようなアングル、ライティング、仕上がりになってしまうことは間違いありません。
よりアレンジ性やオリジナリティーが高く、人目を惹きやすいロケーション撮影を選ぶカップルが増えているのは、現代のSNS社会において、必然と言えるのかも知れませんね。
ロケーション撮影で気をつけること
さて、そんな人気のロケーション撮影を「やってみよう!」と決めたなら、事前準備をしっかりと行って、ぜひ納得の写真を残してくださいね。以下に、ロケーション撮影の事前準備における注意点と心構えについてご紹介しています。
ロケーション撮影の注意点①天候や季節に左右される
当然ですが、屋外で撮影するロケーションフォトは天候や季節に左右されます。雨だと屋根のない場所での撮影は不可能ですし、曇りか晴れかによっても写真の雰囲気がガラッと変わります。また、季節によって町の色が変わるのはもちろん、真夏だと汗をかきやすく、真冬だと肩を出したドレスでの長時間撮影は厳しいなど、気温によっても様々な制限があるため、撮りたい写真のイメージによって事前に綿密な計画を立てておくことが必要です。
ロケーション撮影の注意点②時間帯によって写真の雰囲気が大きく変わる
屋内だと朝も昼も夜も関係ありませんが、屋外撮影の場合は刻々と時間によって光の加減や空の色が変わっていきます。どんな写真が撮りたいかを相談し、ベストな時間帯に撮影が始められるように計画しておきましょう。ただ、撮影できる時間帯が夜しかなかったとしても、真っ白なウェディングドレスは夜の撮影に映えます。それぞれの時間帯のメリットを利用して、ステキな写真が撮れるといいですね。
ロケーション撮影の注意点③人の多い場所や時間帯に注意
屋外といっても、公園なのか夜景の美しい高台なのか海の側なのか街中なのかによって、まったく違う雰囲気の写真になります。また、選ぶ場所によっては人通りが多いスポットや時間帯を避けるよう事前に調査しておく必要もありますね。また、入場料や撮影許可が必要な場所もありますので、そういった調査も事前にしておきましょう。
ロケーション撮影の注意点④衣装や持ち込みアイテムは厳選する必要あり
屋内の撮影の場合は、和装と洋装を両方撮影できるプランもあり、思い出の品などの撮影アイテムを試しながら写真を撮ることもできますが、外での撮影となるとそうはいきません。まず何度もお色直しはしにくいということ、そして持ち込めるアイテムも限られますので、後で失敗した!とならないよう事前にしっかり計画しておきましょう。
あわせてご覧ください 札幌ロケーションフォトウェディングでおすすめのスポット